児童養護施設 洗心寮
児童養護施設 洗心寮からのお知らせ
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2018-06-24
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施設外観
“洗心寮”について
洗心寮は、佐賀県東部地域に位置する基山町にある児童養護施設で す。最東部に位置するため福岡県も生活圏内の一部に入ります。緑の多い自然環境に恵まれた地に、青々とした木々に囲まれるようにあります。地域との関係を 歴々と築きながら、地域の方々に温かく見守られて・支えられて子どもたちは毎日の生活を送っています。教育環境も幼稚園は隣接、小学校、中学校は徒歩圏内 にあり、高校は佐賀県内の他に隣接する福岡県へも進学をしています。
洗心寮の特色としては
沿革により、もともとは因通寺内に戦争羅災児救護教養所として洗心寮が開設したことを受けて開設者 調龍叡師により浄土真宗本願寺派のみ教えを洗心寮の進む道として、「寮生の心の拠り所として」、三綱領と十惣の銘をお示しになりました。
洗心領三綱領・洗心寮の誓い(十惣の銘)は創設者恒願院師の創設の想いを言葉としたものです。その言葉を今の児童に伝わる言葉に、又養育者がその理念を対し係わりを深めるため、要約したものです。
洗心寮三綱領
一、 我等は大慈大悲摂取不捨の如来を信奉す
・私たちの苦しみや悩みを知って はたらいてくださる阿弥陀さまを敬います
一、 我等は忠孝報恩知足安文の明教を行持す
・私たちは多くの人々の恵みの中に 生かされていることに感謝致します
一、 我等は忍苦謙虚奉仕勤労の修道に悦服す
・私たちは辛いことでも 人々のために悦んで奉仕致します
洗心寮の誓い(十惣の銘)
一、 徒らに殺すことなかれ
一、 総てを盗むことなかれ
一、 総てと争うことなかれ
一、 総てに惑うことなかれ
一、 総てを偽ることなかれ
一、 総てに怠ることなかれ
一、 身体を損うことなかれ
一、 恵みたるを思うことなかれ
一、 恩を受けて忘るることなかれ
一、 道の為には生命を惜しむことなかれ
一、 総てを盗むことなかれ
一、 総てと争うことなかれ
一、 総てに惑うことなかれ
一、 総てを偽ることなかれ
一、 総てに怠ることなかれ
一、 身体を損うことなかれ
一、 恵みたるを思うことなかれ
一、 恩を受けて忘るることなかれ
一、 道の為には生命を惜しむことなかれ
※「なかれ」とは「~してはいけません」という意味
現在では、朝食の前に三綱領を夕食の前に十惣の銘を一緒に提唱しています。
その他、特色として行事の中にも宗教行事が含まれます。
洗心寮では、「み仏の子どもに育てるのではなく、み仏の子どもを育てる」として創設の想いを伝えて行きたいと思います。
意 義
本来、子どもは家庭で愛情に満ちた親によって育てられ、家族とともに生活を送る権利を持っている。しかし、現実には、様々な理由で児童養護施設への入所 を余儀なくされています。洗心寮は、児童養護施設として、親や家族と一緒に生活することのできない子どもたちの生活の場であり、生活の中で職員等との人間 的なふれあいや信頼関係を基盤に、児童一人ひとりが個別的・集団的な援助・支援を受けることを通して、社会的自立を目指し個別の発達段階に応じ精神的自立 を促す場であることを基本原則とします。
理 念
洗心寮創設者恒願院殿の開設の精神「仏心者大慈悲是也」を体し、多様な福祉サービスがその利用者の意向を尊重して総合的に提供されるよう創意工夫することにより、利用者が個人の尊厳を保持しつつ、心身ともに健やかに育成されるよう支援することを目的とする。
概 要(経営主体)
■名 称 | 社会福祉法人 洗心和合会 |
■理事長 | 調 淨信 |
■評議員 | 7名 |
■理 事 | 6名 |
■監 事 | 2名 |
児童福祉法による児童養護施設
■名 称 | 洗心寮 |
■施設長 | 調 淨信 |
■所在地 | 佐賀県三養基郡基山町大字宮浦823番地2 TEL (0942)92-2818 FAX (0942)92-2478 |
■創 立 | 昭和20年12月28日 |
■認 可 | 昭和24年1月28日 |
■定 員 | 45名 |
■敷地面積 | 5464,65㎡ |
■建物延免責 | 1089,72㎡ |
■職員構成 | 施設長 書記 家庭支援専門相談委員 個別対応職員 里親支援専門相談委員 指導員 保育士 栄養士 調理員 臨床心理士 嘱託医 |
沿 革
昭和20年12月 | 戦争羅災児救護教養所洗心寮開設 |
昭和21年 1月 | フィリピンより引場孤児入寮 |
昭和21年 5月 | 北朝鮮引場孤児入寮 |
昭和21年11月 | 満州引場孤児入寮 |
昭和22年10月 | 寮舎の起工 |
昭和24年 1月 | 児童福祉法施行により養護施設の許可を受く |
昭和24年 5月 | 天皇陛下九州巡幸の砌に聖駕を仰せられる |
昭和26年 4月 | 突然の災害(火災)により焼失 |
昭和27年 2月 | 再建に着工、7月に完成 |
昭和30年10月 | 行幸記念碑設立 |
昭和36年 4月 | 基山駅頭に両陛下をお迎えして「児童福祉のため努力するように」と特別なお言葉を賜る |
昭和46年 6月 | 寮舎前面改築 |
昭和48年12月 | 幼児部屋・集会・図書室増築 |
昭和51年 1月 | 洗心寮を退所した児童のための支援施設「アフターケア」完成 |
昭和57年 9月 | ソーラーシステム(国庫補助)導入 |
昭和58年10月 | 国旗掲揚台(佐賀県共同募金補助)完成 |
昭和59年 6月 | 洗心寮後援会発会 |
昭和60年11月 | 寮舎(食堂)一部増築 |
平成 2年 5月 | 調実叡 四代目理事長・寮長 就任 |
平成 4年 3月 | 寮舎(児童居室・男子トイレ)一部改築(日本船舶振興会補助) |
平成 8年 6月 | 「あさがおレオクラブ結成」 設立 |
平成12年 4月 | 分園型自活訓練事業施設(こもれびの家)開設 |
平成12年 3月 | 心理療法導入・開始 |
平成15年 5月 | 小規模グループケア(若竹) 開設 |
平成17年 4月 | 施設入所児童生活体験事業、ホームステイ事業 開始 |
平成20年 3月 | 分園型自活訓練事業施設(こもれびの家) 閉鎖 |
平成21年 7月 | 久保山鎌治 理事長、調 淨信 五代目寮長 就任 |
平成21年10月 | 寮舎(サッシ、雨漏り)一部改築(佐賀県基金補助) |
平成23年 9月 | 新寮舎(RC造・木造2階建4棟)、823番地2に完成 |
平成28年 4月 | 子ども家庭支援センター和合 開設 |
平成28年 5月 | 地域小規模児童養護施設 若竹 開設 |